仁保歯科医院の妊婦歯科クリニック
〇妊婦歯科クリニックのご案内
仁保歯科医院の妊婦歯科クリニックは、妊産婦患者さんが安心して治療を受けていただけるためのシステムです。妊娠中や授乳期の歯科治療相談と、おなかの中の赤ちゃんとお母様に優しい歯科治療ができるように努力しています。レントゲン撮影時は、専用の防護服を着用していただき、レントゲン線量を最小限にして撮影しますので赤ちゃんへの影響はありません。ご安心ください。
〇妊娠中や授乳期における薬剤への不安について
妊娠中であっても、授乳中であっても、薬を飲む必要性があれば飲まなければなりません。薬を気にするあまりに痛みを我慢した結果、虫歯菌や歯周病菌が、血液中を流れて赤ちゃんに悪影響をおよぼすこともあるのです。仁保歯科医院では、赤ちゃんに影響の少ない安全な薬を選択しています。
局所麻酔薬も防腐剤や添加物無配合の安全性の高いものを使用しますのでご安心ください。
〇「母子健康手帳」をご持参ください
受診される場合は、必ず「母子健康手帳」をご持参ください。患者様のお腹の情報を把握する必要性がありますのでご協力ください。「母子健康手帳」は、受付スタッフにお渡しください。よろしくお願いいたします。
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赤ちゃんはお母さんのおなかに宿ったその時から、ものすごいスピードで成長を始めています。歯についていえば、赤ちゃんの「歯のもと」である歯胚(しはい)が作られ始めるのは、お母さんの体内にいる時、およそ妊娠6〜7週頃といわれています。 |
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〇お母さんの食事が赤ちゃんの健康な歯を育てます 赤ちゃんの歯を作るために特に必要な栄養素として挙げられるのが、カルシウムやリンなどのミネラル分。胎盤が完成し、胎児と母体が臍帯でつながるようになる4〜5カ月ごろに胎児の歯の発育はどんどん進んでゆきます。この時期にお母さんの栄養状態が悪いと、赤ちゃんの歯が弱くなったりムシ歯ができやすくなると考えられます。特にカルシウムは歯の石灰化を助け、健康で丈夫な強い歯をつくります。 |
〇妊娠性歯周炎の治療について 妊娠すると、つわりによって歯磨きかおろそかになり、ライフスタイルが変化して、歯肉が腫れて出血することが増えてきます。妊婦さんの約半数以上に妊娠性歯周炎が見受けられます。実は妊娠によって高まった女性ホルモンがこの歯周炎に大きく関連していることが明らかとなっています。仁保歯科医院では、妊娠初期、安定期(妊娠5〜7ヶ月)、妊娠後期の3期に分けて、それぞれの時期に適した治療とカウンセリングをいたします。 |
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妊娠中のお口の中は、生活習慣や体質の変化から、通常よりもむし歯や歯周病になりやすいのです。 1 つわりによって奥歯の歯磨きが難しくなるため、磨き残しが多くなります。 2 少しずつ何度も食事をするため、口の中で酸性の状態が長く続き、むし歯ができやすくなります。 3 女性ホルモンが増加して、通常よりも歯肉に炎症が起こりやすく、「妊娠性歯周炎」を引き起こします。 4 だ液の性質が変化して、口の中がネバネバになり、細菌が活動しやすくなります。 | 歯周病のひどい妊婦さんは、歯周病菌の影響で早産や低体重児出産などの妊娠トラブルの危険性が高くなることが報告されています。 また母子感染によって乳幼児へむし歯菌が移ってしまうことがあり、むし歯の多いお母さんの子どもは、早くからむし歯になる危険性が高いと言われています。 |
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妊娠中でもむし歯や歯周病の治療は可能です。しかし、お母さんのお口の中を清潔にしておくことが、赤ちゃんにとって、もっとも大切です。 | |
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2010.01.01